一日葬の長所と短所とは?
こんにちは!
本日は「一日葬の長所と短所」について書かせていただきます。
まず一日葬とはどんなお葬式かと言うと、一日葬はお通夜を省いて行わずに葬儀・告別式だけを行う「一日のみのお葬式」のことを言います。
通常のお葬式ではお通夜を行い、その翌日に葬儀・告別式と火葬を行いますので、計二日間かけてお葬式を行うことになりますが、一日葬は一日だけでお葬式の全てを行うことになります。
なお、この一日葬の件数は東京都内では年々少しずつ増えており、実は当社でもお手伝いさせていただくお葬式の少なくとも3割程度は一日葬となっております 😯
そこで今回はその一日葬の長所と短所を考えてみたいと思います。
◇一日葬の長所
・通常のお葬式(お通夜&葬儀・告別式)に比べて遺族や参列者の心身の負担が少ないこと
・遠方から東京に参列にいらっしゃる方は宿泊をせずに日帰りで来ることが可能になること
・通常のお葬式(お通夜&葬儀・告別式)に比べて葬儀費用がいくらか割安になること
◇一日葬の短所
・通常のお葬式(お通夜&葬儀・告別式)に比べてあっという間にお葬式が終わってしまう感覚があること
・日中にお葬式を行うため、参列するのが難しくなる方がいること(※もしもお通夜があれば仕事を終えた後に参列できる)
これらが一日葬の主な長所と短所です。
なお、一日葬を行う際には大きな注意点が一つあります。
それはもしも檀家になっているお寺があって、お葬式の際にそのお寺の僧侶に来てもらって行う場合です。
このような場合はお寺との話し合いにもよりますが、一日葬を行うのはかなり難しい場合が多いです。
その理由としては、お寺はお葬式の際にはお通夜で行う宗教儀礼と葬儀・告別式で行う宗教儀礼には明確な違いがあり、その二つの宗教儀礼を計二日間かけてきちんと行うことで初めて故人様が成仏できるようにあの世に導くことができるという考え方があるからです。
よってこのような場合はお寺に一日葬を希望しても断られる場合が多く、お通夜と葬儀・告別式を計二日間かけて行う通常通りのお葬式になる場合が多いです。
一方、檀家になっているお寺がなく、葬儀社に僧侶を紹介してもらって仏教形式のお葬式を行う場合は特に制約がなく、一日葬を行うことは100%可能です。
本日は「一日葬の長所と短所」について書かせていただきました。
ご参考にしていただければ幸いです 😉