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こんにちは!
今日のブログは「エンバーミングが必要な遺体」と題して書かせていただきます 🙂
まずは「エンバーミングとは何なのか?」という話から始めさせていただきます。
簡単に申し上げると、エンバーミングとはご遺体から血液を抜き取ってホルマリンなどの防腐液と入れ替えることによって、ご遺体の長期保全を可能にする施術です。
なお、エンバーミングは土葬が多い国や地域で多く行われておりますが、火葬国の日本での施術率は2%程度と決して多くはありません。
そこで本日は「日本でエンバーミングを行う場合はどのようなケースで行われるのか?」についてご説明をさせていただきます。
1番目のケースは外国人が日本でお亡くなりになった場合にご遺体を母国に空輸するケースです。
このようなケースではエンバーミングが法的に義務付けられているのが通常のため、必ずエンバーミングを施してから母国に空輸することになります。
逆に日本人が外国でお亡くなりになった場合にも、ご遺体にエンバーミングが施された上で日本に空輸されます。
2番目のケースは様々な事情により、葬儀が死後10日以上先になるケースです。
死後1週間以内に行われるような通常の葬儀では、ご遺体を保冷庫に安置した上で、ドライアイスを腹部に当てて直接冷却することによってご遺体の傷みをある程度は抑えることが可能です。
また、葬儀の前日や当日に死化粧をして、お顔を綺麗に整えてあげることで、通常は問題なく葬儀が行えます。
よって、このような場合においては基本的にエンバーミングは不要です。
ところが葬儀が死後10日以上先になるようなケースでは、ご遺体を保冷庫に安置して且つドライアイスを当てたとしても、葬儀までご遺体の傷みを軽減できる保証は正直ありません。
やはり、死後の人体は日数が経てば経つほど、どうしても傷みが進んでしまうのです。
こればかりは仕方がありません。
よって、このようなケースではご遺体にエンバーミングを施すのが安全策と言えます。
そうすることで、ご遺体をなるべく綺麗な状態に保って葬儀が行えるようになります 😉
結局、エンバーミングにも必要なご遺体と必要でないご遺体の両方がありますので、そこは信頼できる葬儀社に相談をしてみるのが良いと思います。
なお、すべてのご遺体にエンバーミングをすすめるような葬儀社はお金だけが目的の悪徳な葬儀社ですのでご注意ください。
ちなみにエンバーミングにかかる費用としては、一般的には20万円程度が相場です。
ご参考にしていただければ幸いです。
以上、本日は「エンバーミングが必要な遺体」と題して書かせていただきました。
次回のブログもよろしくお願いいたします 🙂
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