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戒名は必ず必要?


こんにちは!

 

今日のブログは「戒名は必ず必要?」と題して書かせていただきます 🙂 

 

最初に「戒名」とは何かという話からさせていただきます。

 

戒名とは仏教の戒律を守ることを誓い、お釈迦様の弟子となる際に師匠から授けられる仏教徒としての名前のことです。

 

戒名は元々、仏教が生まれたインドには無く、仏教が中国に伝わってから授けられるようになったと言われております。

 

なお、本来は戒名とは死後に授けられるものではありません。

 

本来は出家した僧侶に対して、生前に師匠の僧侶から授けていただくものです。

 

しかし、それが日本では江戸時代に入り、幕府によって寺請制度(全ての家が特定のお寺と寺檀関係を結ぶこと)が確立されてからは亡くなった人を成仏させるために死後に授けられるようになりました。

 

簡単に言うと、それが現代まで続いているわけです。

 

それではここからが今日の本題になるのですが、戒名は今でも必ず付ける必要があるのか?ということです。

 

結論から申し上げると、檀家になっているお寺(菩提寺)があり、死後にそのお寺のお墓に納骨を希望するのであれば、戒名は葬儀の際にそのお寺の住職に必ず授けてもらう必要があります。

 

これは理屈抜きで、菩提寺での納骨の際のルールと言って良いと思います。

 

もしも菩提寺のお墓に戒名を付けずに納骨をしたいと希望をしても、住職に断られる可能性が極めて高いです。

 

一方で菩提寺が無く、お墓も公営や民営の霊園にあったり、またはお墓をまだお持ちでないという方の場合は戒名は必ずしも付ける必要がありません。

 

そのような方は生前の名前(俗名)だけでも大丈夫です。

 

なお、菩提寺が無い方が戒名の授与を希望する場合は、葬儀の際に葬儀社に僧侶を手配してもらって、その僧侶に戒名を授けてもらうことが可能です。

 

ちなみにこのような方は地方出身者が多い東京ではたくさんいらっしゃいます。

 

最後に戒名は仏教でも宗旨や宗派によって呼び名が異なり、天台宗・真言宗・臨済宗・曹洞宗・浄土宗などでは「戒名」と言いますが、教義に戒律が無いとされる浄土真宗では「法名」、日蓮宗では法華経の信仰に入る証として「法号」が授けられます。

 

以上、今後に備えてご参考にしていただければ幸いです。

 

本日は「戒名は必ず必要?」と題して書かせていただきました。

 

いつも当ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます 😉 

 

次回もお楽しみに!


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