今週末から8月のお盆です
こんにちは!
毎日猛暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
当社は猛暑の中でも通常通り、お客様のために一生懸命にお葬式のお手伝いをさせていただいております。
皆様、とにかく熱中症には十分にお気を付けください!
それでは本日のブログです。
今日は「お盆」について書かせていただきます 😉
お盆とは年に一度、ご先祖様の霊魂があの世からこの世に戻ってくる日と言われております。
お盆には自宅のお仏壇に精霊棚を飾ったり、お墓参りに行ってご先祖の供養をする方も多いと思います。
なお、お盆は正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)と言い、東京など一部の地域では7月13日から16日、全国的には8月13日から16日がお盆となります。
ちなみに明治時代に暦が旧暦(太陰暦)から新暦(太陽暦)に切り替えられるまでは、東京などだけでなく全国的にもお盆は7月に行われていたそうです。
しかし、旧暦を新暦に切り替えることでお盆の日付は全国的に8月へと移行しました。
が、東京など一部の地域だけはなぜか旧暦時代の7月のお盆のままで残っているわけです(※理由は諸説あります)。
次になぜお盆という行事が行われるようになったのか?その由来についてご説明をさせていただきます。
お釈迦様の弟子に目連という人がいました。
目連は、亡くなった自分のお母さんが死後の世界でどのように過ごしているかを修行で得た不思議な力を使って見てみたのだそうです。
あの世でお母さんは餓鬼道という飲食が自由にできず飢えに苦しむ世界で骨と皮ばかりの姿で逆さ吊りになって苦しんでいました。
餓鬼道の世界では餓鬼達が食べ物や飲み物を口にしようとすると、炎が吹き出し、口を付けることができません。
その光景に驚き、ショックを受けた目連はお釈迦様に相談に行きました。
そこで目連は自分には優しかったお母さんが生前は自分達の幸せだけを願い、他の人や動物には施しを行わなかったことをお釈迦様から教わりました。
お釈迦様はお母さんを救うには餓えて満たされない心を救わなければならないとおっしゃいました。
目連はお釈迦様の教えに従い、修行中のお坊さんに食べ物を差し上げ、お母さんや餓鬼達が幸せな世界へ行けるように念じてもらいました。
そうすると目連とお坊さん達の思いが届き、お母さんは身も心も満たされて餓鬼道から救われたのでした。
目連がお釈迦様の教えに従ってお坊さんに食べ物を差し上げたのが、夏の修行期間が明ける7月15日のことでした。
それ以来、7月15日( 新暦の8月15日 )は、仏様をはじめ、ご先祖様に感謝の思いを捧げて供養をする重要な日になりました。
これがお盆の起源と言われております(※仏教説話より)。
8月の全国的なお盆は今週末から始まります。
お墓参りなどに行かれる方はお車の運転、そしてコロナの感染等に十分にお気を付けくださいませ 🙂