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エンディングノートの是非


おはようございます!

 

本日のブログは「エンディングノートの是非」と題して書かせていただきます 😉

 

はじめにエンディングノートとは何かと言うと、ご自身の死後の手続きについて書き留めておくためのノートです。

 

それは例えば、ご自身の葬儀をどのような形で行って欲しいのか?

 

葬儀には誰を招いて欲しいのか?

 

また、遺骨はどこに埋葬して欲しいのか?

 

そして、遺産はどれくらいあるのか?

 

その遺産はどのように相続して欲しいのか?

 

このようなことについてご自身の身内の方にもわかりやすいように書き留めておくことで、ご自身が亡くなった際にご遺族がなるべく困らないようにエンディングノートは作成されます。

 

なお、エンディングノートは書店などで1,000円~1,500円程度で販売されています 😀 

 

さて、ここからが今日のブログの本題なのですが、エンディングノートは作成したほうが良いのでしょうか?

 

その是非について考えてみたいと思います。

 

まず、葬儀屋の立場から申し上げると、私はエンディングノートの作成には賛成です。

 

その理由はご遺族が葬儀の際に基本的には迷うことなく、故人様の遺志を基に葬儀が行えるからです。

 

実際の葬儀の際にはご遺族は一体どのような形で葬儀をしたら良いのかと迷う場合が少なくありません。

 

そのような時には故人様が遺したエンディングノートがあれば、故人様の遺志を酌んで葬儀ができるので、ご遺族の精神的な負担は軽減されるのではないでしょうか。

 

また、これは葬儀だけでなく、遺産の相続などについても同じです。

 

故人様の遺志があれば、それに基づいて行うことが基本になると思いますので、ご遺族はある程度は楽に葬儀や相続などが行えるようになります。

 

その点から私はエンディングノートの作成には基本的に賛成です 😉 

 

ただしです!

 

実際にエンディングノートの内容の通りに全てを行えるかと言うと、それは別問題という面もあります。

 

エンディングノートは死後の手続きについて、ある程度の方向性は示せますが、全てをその通りには行えない場合もあるのです。

 

それは例えば故人様が葬儀において直葬という火葬のみの葬儀を希望していたとしても、弊社の場合は直葬に立ち会えるのは10名様までです。

 

親戚の方が多く、参列者が20名様以上集まるような場合は直葬は行えませんので、通夜や告別式を行う通常の葬儀を行うことになります。

 

また、菩提寺(※檀家になっているお寺)があって、そのお寺のお墓に納骨をする方の場合は、お寺の教義によって直葬が行えない場合もあります。

 

よって、そのような方の場合も通夜や告別式を行う通常の葬儀を行うことになります。

 

このように故人様が遺したエンディングノートの内容の通りには全てを行えない場合もありますので、事前に葬儀なら葬儀屋、相続なら弁護士などの専門家に相談をするのがベストだと思います。

 

以上、本日は「エンディングノートの是非」について書かせていただきました 🙂

 

少しでも皆様のご参考になれば幸いです。


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