戒名とは?
こんにちは!
本日のブログは「戒名とは?」と題して書かせていただきます。
仏教形式でお葬式をする際には、お寺から故人様に『○○○○信士』や『○○院○○○○居士』、または『釋○○』といった「戒名(浄土真宗の場合は法名と言います)」を授けていただいてお葬式をする場合が多いですが、そもそも「戒名」にはどのような意味があるのでしょうか?
そして戒名を授けていただくことの意味とは何なのでしょうか?
今日はそんな疑問にお答えさせていただきます。
そもそも「戒名」とは、出家をして仏弟子(仏教徒)になった証として寺院から授けていただく“僧侶のための名前“で、本来は死後ではなく生前に授けていただくものでした。
しかし、のちにそれが僧侶ではない在家の一般の民衆にも広まると同時に、江戸時代以降には亡くなった人に対して戒名を授けるという行為が日本では一般的になりました。
簡潔に申し上げますと、それが現代まで続いているわけです。
ちなみに「戒名は生前に自分で考えて自分に付けてもいいのですか?」というご質問を一般の方からいただくことがあるのですが、これは私としてはおすすめはいたしません。
戒名を生前に自分で考えて自分に付けることは戒名の本来の意義から逸れたことで、本質的には意味の無いことだと思います。
それは戒名とはきちんと修行を積み重ねた寺院の僧侶から授けていただくことで、初めて意味のあるものになると思うからです。
なお、戒名は誰もが必ず付けなければいけないものではありません。
戒名を必ず付ける必要があるのは檀家になっているお寺があって、そのお寺のお墓に納骨をする方のみです。
それ以外の方(檀家になっているお寺が無い方)は必ずしも戒名を付ける必要はなく、付ける付けないの判断はご本人やご家族の自由となります。
本日は「戒名とは?」と題して書かせていただきました。
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