不要なエンバーミングとは?
おはようございます!
今日のブログは「不要なエンバーミングとは?」と題して書かせていただきます。
まず、エンバーミングとはご遺体の血管を切開し、血液を抜いて、ホルマリンなどの防腐液と入れ替えることで、ご遺体の常温での長期保全を可能にする処置のことです。
エンバーミングは19世紀にアメリカの南北戦争において戦死者を戦地から兵士の故郷に搬送する際に行われたのが始まりとされています。
その後、アメリカでは多くのご遺体にエンバーミングが施されるようになり、今現在でもそれは続いているようです。
なお、今現在のアメリカではご遺体を火葬によって葬る方が増えているようですが、それでも基本的には土葬によって葬る方が多い国のようです。
ちなみに日本は火葬率が99.9%以上の世界でも有数の火葬国です。
さて、ここからが今日のブログの本題です!
実は最近は日本でもエンバーミングが施されるご遺体が少しずつ増えて来ているようです。
しかし、その中でも本当にエンバーミングが必要で施されているご遺体は多くはなく、実際には葬儀社の金儲けのためのエンバーミングが行われているケースが多いと私は思っております。
なお、日本でのエンバーミングにかかる費用は20万円程度が相場です。
エンバーミングは基本的に死後1週間以内で行われるような通常の葬儀においては施す必要はありません。
死後1週間以内の葬儀であれば、ご遺体をドライアイスや保冷庫によって保冷処置をきちんと行った上で、最終的にラストメイク(死化粧)を行うことで、かなり綺麗な状態で葬儀を行うことが可能です。
それにもかかわらず一部の悪徳な葬儀社では、あたかも全てのご遺体にエンバーミングが必要であるかのようにお客様に吹聴をし、自分達の利益のためだけにエンバーミングを施しています。
基本的にエンバーミングが必要なご遺体は様々な事情によって葬儀が死後2週間以上先になる場合やご遺体を国内外などに空輸する場合などです。
そのような場合はエンバーミングが必要不可欠と言えますが、それ以外の場合にはエンバーミングは基本的に行う必要がありません。
悪徳な葬儀社に騙されてはいけません。
何よりもむやみにご遺体の血管を切開して、血液と防腐液を入れ替えるようなある意味で「乱暴な行為」はできる限りするべきではないと私は思っております。
皆様にはぜひとも本日のブログをご参考にしていただき、不要なエンバーミングを高額な費用を払って施すようなことはしないようにご注意をしていただきたいと思います。
以上、本日は「不要なエンバーミングとは?」と題して書かせていただきました。
次回のブログもよろしくお願いいたします 😉