エンバーミングは必要?
こんにちは!
今日のブログは「エンバーミングは必要?」と題して書かせていただきます 😀
まず、エンバーミングとは一言で申し上げると、ご遺体の防腐処置のことです。
具体的にはご遺体の血管を切開し、血液をホルマリン等の防腐液と入れ替えることによって、ご遺体の腐敗を遅らせます。
よってご遺体にエンバーミングを施すことによって死後2週間程度は常温での保全が可能になり、腐敗を止めることができるようになります(※死後50日以内の火葬が推奨されています)。
なお、エンバーミングはご遺体を専門の施設に搬送し、エンバーマーという技術者によって施術が行われますが、費用は20万円程度が相場です。
ちなみに火葬国の日本ではエンバーミングは一般的ではありませんが、土葬が多い欧米では半数以上のご遺体に行われているそうです。
それではここからが今日の本題になります!
エンバーミングは全てのご遺体に行うべきなのでしょうか?
答えは「NO」です!
エンバーミングは全てのご遺体に行うべきものではないと私は思います。
私はエンバーミングはあくまでもエンバーミングが必要なご遺体にのみ行うべきものだと考えます。
ではどのような場合にエンバーミングが必要なのかというと、それは例えば様々な事情により葬儀までの日数が死後2週間以上かかるような場合です。
そのような場合はご遺体を保冷庫に収めて、且つドライアイスで保冷をしたとしても、葬儀までの間にご遺体が変化(腐敗)をしてしまう可能性があります。
よってその場合はエンバーミングをすることをおすすめします。
一方で葬儀が死後1週間以内に行われるのであれば、基本的にエンバーミングを行う必要はありません。
その場合はご遺体を保冷庫に収めて、且つドライアイスで保冷をすれば、ご遺体は最小限の変化で済む場合がほとんどですし、ラストメイク(死化粧)によって綺麗に整えることができます。
あとは外国人が日本で亡くなった場合に出身国にご遺体を空輸する際にもエンバーミングを行います。
外国にご遺体を空輸する際は各国の法律によりエンバーミングが義務付けられていることが多いからです。
以上の点からエンバーミングは全てのご遺体に行う必要はなく、あくまでもエンバーミングが必要なご遺体にのみ行うべきものなのです。
なお、大手の葬儀社では自社の利益のためだけに、全てのお客様に対してご遺体のエンバーミングをすすめることがあるようですが、通常であれば必ずしもエンバーミングを行う必要はありません。
どうぞお気を付けください。
今日は「エンバーミングは必要?」と題して書かせていただきました。
いつも当ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます 😉