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エンバーミングは必要?


こんにちは!

 

今日のブログは「エンバーミングは必要?」と題して書かせていただきます 😉 

 

実は以前にも当ブログにおいてエンバーミングの是非や必要性について書かせていただいたことがあるのですが、ありがたいことに今でもよく読んでいただいているようです。

 

よって本日はあらためてエンバーミングの是非や必要性について書かせていただきたいと思います。

 

まず、エンバーミングとは何かと言うと、ご遺体から血液を抜いて防腐液と入れ替えることでご遺体の常温での長期保全を可能にする防腐処置のことを言います。

 

エンバーミングはアメリカでは1861年の南北戦争を機に広まり、土葬が中心の欧米では今でも多くのご遺体に施されているそうです。

 

一方で日本ではどうかと言うと、日本は火葬率が99.9%以上の火葬国です。

 

そこでエンバーミングは日本ではどれくらいの割合で行われているのかと言うと、おそらく多く見ても3%以下だと思います。

 

たしかにエンバーミングを行うことでご遺体の殺菌が行われ、ご遺体の常温での長期保全(※ただし一般的には死後2週間程度)とご遺体からの感染症のリスクが減るというメリットがあります。

 

また、海外から日本、もしくは日本から海外にご遺体を空輸する際にはエンバーミングが義務付けられている場合が多く、エンバーミングはその目的によっては大きな効果と意味があると思います。

 

しかし、特に目的が無いにも関わらずエンバーミングを行うのは個人的にはおすすめしません。

 

その理由は第一に不必要にご遺体を切開して血液を抜き、防腐液を入れることへの抵抗感です。

 

二番目の理由はエンバーミングにかかる費用で、エンバーミングには一般的には20万円程度の費用がかかります。

 

これらの理由により、当社では特別な理由や目的が無い限り、ご遺族にエンバーミングはおすすめしておりません。

 

ご遺体のお顔等を綺麗に整えるだけであれば、納棺師という専門の技術者によるラストメイク(死化粧)だけで十分に綺麗にすることができます。

 

しかしながら、自社でエンバーミングセンターを持つ大手の葬儀社や冠婚葬祭互助会が自社の利益のためだけに全てのご遺族にエンバーミングをおすすめしているのも事実です。

 

エンバーミングにはメリットもデメリットもありますので、その両面を考えた上で、あくまでも目的と必要性に応じて行われるべきだと思います。

 

どうかご参考にしていただければ幸いです 🙂 

 

以上、本日は「エンバーミングは必要?」と題して書かせていただきました。

 

次回のブログもお楽しみに!


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