これからの東京の葬儀
こんにちは!
本日のブログは「これからの東京の葬儀」と題して書かせていただきます 🙂
日本では2020年の初め頃から新型コロナの感染が拡大し始めました。
そして新型コロナは私達の生活に大きな影響を及ぼしました。
葬儀も全く例外ではなく、コロナ前に比べると少人数・小規模の葬儀がほとんどになりました。
また、お通夜を省いて告別式だけを行う「一日葬」や、お通夜や告別式などの式典を一切行わずにご火葬だけをする「直葬」という葬儀も増えました。
そしてウィズコロナ・ポストコロナ時代となる今後、東京の葬儀はどのような形になっていくのでしょうか?
今日はそんなお話です。
あくまでも個人的な意見なのですが、これからの葬儀を一言で申し上げるならば、「二極化と小規模化の進行」です。
これはどういうことなのかと言うと、まず「二極化」は葬儀を従来通りに費用をかけて華美に行う方と費用をかけずに簡素に行う方の両極端になっていくということです。
従来通りの一般的な葬儀を行う際には総額で200万円程度の費用が今でもかかると言われております。
しかし、これからはますます長寿化が進み、人生100年時代になると言われております。
そうなると長寿化に伴って医療や介護などにますますお金がかかり、多くの方にとっては葬儀までお金が残らないという状況が起こり得るのではないでしょうか。
その結果、従来通りの華美な葬儀を行える方は一部の方だけになってしまい、多くの方は費用をかけずに簡素に一日葬や直葬などの葬儀を行うしか選択肢がないという状況にもなり得ると思います。
次に「小規模化」です。
東京の葬儀は21世紀に入ってから小規模化が少しずつ進行してきました。
そして今現在では近親者のみ(20人程度)で葬儀を行う「家族葬」が首都圏での主流になっています。
このように葬儀の小規模化が進行してきた理由には核家族化、親戚や近所付き合いの減少、単身世帯の増加、葬儀にかけられるお金の減少、葬儀に対する価値観の変化、そして新型コロナの拡大などがあり、その全てが複合的に作用してきた結果だと思います。
そしてこれからも葬儀の小規模化は進んで行くと思います。
少なくとも葬儀が今から30年以上前のバブル期のように大規模化することはあり得ないと思われます(※1990年頃のバブル期は会葬者が200人~300人の葬儀が通常でした)。
これらの理由により今後の東京の葬儀は二極化と小規模化がさらに進行するのではないかと私は予測しています。
しかし、未来が実際にどのようになるかは誰にもわかりません。
葬儀は一人の人間の人生で一度限りの尊いものです。
葬儀がこれからどのように変わっていこうと、故人様をきちんと供養するという心の部分を一番大切にしていきたいものですね 😉
以上、本日は「これからの東京の葬儀」について書かせていただきました。
ご参考にしていただければ幸いです。
いつも当ブログをお読みいただき、誠にありがとうございます 😀
次回もお楽しみに!