清め塩は必要?
おはようございます!
本日のブログは「清め塩は必要?」と題して書かせていただきます 🙂
まず、「清め塩」とは心身のお清めをするための塩です。
例えば葬儀においては、お通夜や告別式に参列した際に会葬礼状などに同封されていたりする塩のことです。
では、その清め塩は何のための塩で、本当に必要なものなのか?について今日は考えてみたいと思います。
ちなみに清め塩は元々は神道の考え方に基づいたものです。
よって本来、清め塩は仏教の考え方には関連しないものです。
ではなぜ葬儀で清め塩が配られるようになったかと言うと、悪霊などを取り払うという迷信的な意味とは別に、現実的な意味として考えるならば、それはやはり感染症などの病気の予防が発端だったと考えられます。
当然ながら昔は現代のような医療の技術はありませんし、ご遺体に接することで感染する病気も少なくなかったと思います。
そこでご遺体に接した人は塩分のある海水によって自身の身を清めて感染症の予防をしていたのではないでしょうか。
それが悪霊などを取り払うという考え方に変わって、今現在でも日本の風習として残っているのではないかと私は考えます。
ちなみに清め塩は神道に基づいたものですので、今現在の仏教では使用しない場合もありますし、特に浄土真宗では清め塩の使用は禁止されています。
それは浄土真宗においては人の死は穢れたものではなく、決して忌み嫌われるものではないという教えに基づくからです。
よって浄土真宗の葬儀では清め塩は配られません。
これは葬儀社のスタッフが会葬礼状を付けるのを忘れたわけではなく、意図的に付けておりませんのでご注意ください。
本日は「清め塩は必要?」と題して書かせていただきました。
ご参考にしていただければ幸いです 😉