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檀家をやめるという選択


おはようございます!

 

本日のブログは「檀家をやめるという選択」と題して書かせていただきます 🙂 

 

初めに「檀家」とは何かについてご説明をさせていただきます。

 

ご先祖様のお墓が境内にあって普段から供養をしていただいているお寺のことを「菩提寺」とか「檀那寺」と呼びますが、そのお寺を支えている家々を「檀家」と言います。

 

また、檀家になっている家の人々のことを「檀信徒」や「門徒」などと言います。

 

そこで本日は檀家として支えている菩提寺との寺檀関係を取りやめるという行為、つまり「離檀」について解説をしてみたいと思います。

 

近年は「墓じまい」という言葉があるように、寺院などにあるお墓を撤去して新たな場所にお墓を設けて納骨をし直すケースなどがありますが、これも広い意味で檀家をやめるという行為の一つかもしれません。

 

では、どのようなケースで檀家をやめるという選択について考えるべきなのでしょうか?

 

様々なケースがあるとは思いますが、今日は代表的な一例をご紹介させていただきます。

 

それは「菩提寺との関係が良好ではないケース」です。

 

実は檀家も色々ですが、菩提寺も色々です。

 

私は葬儀社の人間としてこれまでに様々なお寺の僧侶と関わってきました。

 

良い僧侶もたくさんいらっしゃいましたし、逆にそうではないと感じた僧侶がいたのも事実です。

 

菩提寺の住職が良い方であれば問題は全く無いのですが、問題は菩提寺の住職が人間的によろしくないケースです 😥 

 

これは人間性とともに、葬儀や法事のお布施が法外に高過ぎるということも含みます。

 

このような場合は自然とお寺の評判が悪くなったり、檀家との関係が悪くなったりしてしまうことが多々あります。

 

檀家の方はストレスでお墓参りや供養どころではなくなってしまうこともあるでしょう。

 

よって、そのようなお寺とは距離を置いて檀家をやめるという選択もひょっとしたらアリなのかもしれません。

 

なお、繰り返しますが、これは一例で実際の離檀はこの他にも様々な理由によって行われています。

 

ちなみに檀家をやめる際に注意点があるとすれば、それはやはり新しい墓地の確保などにある程度まとまった金額の費用が必要になるということです。

 

そして当然ながら菩提寺にある古い墓石も費用をかけて撤去しなければいけません。

 

あとは菩提寺との様々な話し合いも必要になると思いますし、その手間やストレスもかかります。

 

よって、檀家をやめることはなかなか簡単なことではないかもしれません。

 

しかしながら、「どうしても」という方は檀家をやめるという選択も決して悪くはないと私は思います。

 

最後に離檀をする際に最もやってはいけないことは、ご先祖のお墓を放置して菩提寺と勝手に縁を絶つことです。

 

これは最低のやり方です。

 

これをやるとご先祖のお墓はいずれ誰もお世話をする人がいなくなり、無縁墓となって朽ちていきます。

 

ご先祖様に対して、これほど罰当たりの行為はありませんので、誰かにきちんと相談をするなどして適切な離檀の方法を見出すべきです。

 

以上、今日のブログが少しでも今後の皆様のご参考になれば幸いです 😀 


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